大会日程
9月30日(金):若手の会自由集会
10月1日(土):口頭発表,ポスター発表,学会創立60周年記念シンポジウム,評議員会,記念撮影
10月2日(日):口頭発表,総会(学会賞授賞式と発表賞表彰式を含む)
*大会プログラム(PDF)はこちらからご覧ください。
日本甲殻類学会第60回大会 プログラム
10月1日(土)
9:30〜9:40 開会挨拶
9:40〜10:40 口頭発表(O1-O4)*下線のある番号は発表賞審査対象
座長 成瀬 貫(琉球大学)
O1 日本近海に分布するノコギリガニ属(クモガニ上科:ケアシガニ科)の5形態種 ◯大土直哉(東大大海研大槌沿岸セ)・藤田喜久(沖縄県立芸術大)
O2 琉球列島より得られたヒメシャコ科の未記載属 ◯中島広喜(琉球大・理工学研究科)・成瀬 貫(琉球大熱帯生物圏研究センター)
O3 西太平洋に生息するエジソンレパスLeucolepas longaの集団遺伝学的解析および系統地理 〇服部俊平(北里大海洋)・渡部裕美(海洋研究開発機構)・三宅裕志(北里大海洋)
O4 トゲノコギリガザミとアミメノコギリガザミの稚ガニの塩分適応 〇三田哲也・岩崎隆志(水産機構八重山)・團 重樹・浜崎活幸(海洋大)
10:40〜10:55 休憩
10:55〜11:55 口頭発表(O5-O8)*下線のある番号は発表賞審査対象
座長 青木優和(東北大学)
O5 熱水性短尾類タイワンホウキガニXenograpsus testudinatusの繁殖と幼生の発達について 〇堀米巧都・三宅裕志・織田綾子(北里大海洋)・西川湧馬・八巻鮎太(新江ノ島水族館))・大植 学・塩田友実・柴田大輔・髙野治朗(筑波大・下田臨海実験センター)・大塚 攻・近藤裕介(広島大院統合生命)・中口和光・山口修平(広島大豊潮丸)
O6 藻体の季節的枯死に伴うヨコエビ類のエゾノネジモク群落外への移出 ○小玉将史(鹿児島大)・早川 淳・大場理幹・河村知彦(東京大)
O7 琵琶湖の淡水エビ類に寄生する等脚目甲殻類エビノコバンTachaea chinensis(ニセウオノエ科)は夏季に湖底で繁殖し,それ以外の季節はエビ類に寄生する 太田悠造(鳥取県立山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館)
O8 Predation by the invasive crayfish Procambarus clarkii on eggs and larvae of the Japanese brown frog Rana japonica under laboratory conditions ◯Quang-Tuong Luong, Koki Katsuhara and Kazuyoshi Nakata (Okayama University)
11:55〜13:30 昼休み
12:00〜13:30 評議員会
13:30〜15:30 ポスター発表コアタイム *下線のある番号は発表賞審査対象
13:30〜14:30:発表番号が奇数の発表
14:30〜15:30:発表番号が偶数の発表
P1 2種のトンボ類幼虫に対するアメリカザリガニの捕食による影響の評価 ○水井颯麻・Quang-Tuong Luong・勝原光希・中田和義(岡山大・院・環境生命)
P2 オオクチバスとアメリカザリガニの体サイズに着目した捕食―被食関係の検討 ○中市純矢・楢崎 陸・初崎拓実・奥田 圭(広島修道大・人間環境)
P3 広島県および岡山県における外来種チュウゴクスジエビの分布 ○青木雄大(広島大・院・統合生命)・杉本祐希(広島大・生物生産)・今井 正 (水産機構技術研)・モハメド アルワハイビ・斉藤英俊(広島大・院・統合生命)
P4 餌料の種類がモクズガニ幼生の生残、発育に及ぼす影響 〇藤野琢磨(東京農業大・院・生物産業学)・市川 卓(東京農業大)
P5 潮下帯岩礁上におけるヤドカリ類の出現状況と起き上がり行動の整合性 〇大土直哉(東大大海研大槌沿岸セ)・神吉隆行(九州大比文)・早川 淳・河村知彦(東大大海研大槌沿岸セ)
P6 イソカニダマシにおける雄の体サイズが交尾と産卵に及ぼす影響 〇山岡 舜・浜崎活幸・團 重樹(海洋大)
P7 Host size selection in the ectoparasite Tachaea chinensis (Isopoda: Corallanidae) under natural and laboratory condition ○Mohamed Alwahaibi, Shotaro Tani (Hiroshima University), Abdelgayed Younes (National Research Centre, Hydrobiology department, Egypt), and Hidetoshi Saito (Hiroshima University)
P8 Recruitment, growth patterns, and longevity of the portunid crab Charybdis bimaculata (Miers, 1886) (Decapoda: Brachyura) in Kagoshima Bay, Japan ○Fairuz Nawer, Wataru Doi, and Jun Ohtomi (Kagoshima University)
P9 オオバウチワエビ稚エビの潜砂行動 〇上田 陸(広島大・生物生産)・若林香織(広島大・院・統合生命)
P10 ヒライソガニの異鋏性 〇篠畑 葵・浜崎活幸・團 重樹(海洋大)
P11 スベスベマンジュウガニの卵と幼生の温度適応 〇矢吹洸介・浜崎活幸・清水庄太・團 重樹(海洋大)・三田哲也(水研機構)
P12 南方系有毒カニ類3種の温度耐性 〇古野絢也・浜崎活幸・清水庄太・團 重樹(海洋大)・三田哲也(水研機構)
P13 カニ類における進行方向と形態の関連性の解明 〇井上 翼・谷口隼也(長崎大・院・水産・環境科学総合研究科)・黃 榮富(国立高雄科技大学)・水元惟暁(沖縄科学技術大学院大学)・平井厚志(すさみ町立エビとカ ニの水族館)・竹下文雄(北九州市立自然史・歴史博物館)・佐藤武宏(神奈川県立 生命の星・地球博物館)・河端雄毅(長崎大・院・水産・環境科学総合研究科)
P14 オオバウチワエビ孵化幼生の脱皮、成長、生残に及ぼす低塩分の影響 ◯羽田飛騎・若林香織(広島大・院・統合生命)
P15 ナギサヨコエビ科(端脚目)の種多様性と多様な環境への適応放散 〇新谷亜季(広島大・院・人間社会科学)・Chi-Woo Lee(NNIBR)・富川 光(広島大・院・人間社会科学)
P16 佐渡島加茂湖におけるニホンスナモグリ(Callianassa japonica)とテッポウエビ(Alpheus brevicristatus)が底生生物群集に与える影響 〇中内大暉(神奈川大・理)・豊田賢治(新潟大・佐渡臨海)・大平 剛(神奈川大・理)
P17 ウチワエビとイセエビの眼柄ホルモンの生理機能解析 豊田賢治(新潟大・佐渡臨海)・若林香織(広島大・統合生命)・〇大平 剛(神奈川大・理)
P18 ハクセンシオマネキのセミドームの効果は,限定的である 〇逸見泰久・林田祐子・塚本 要(熊本大)
P19 深海性直達発生種ヒゴロモエビの遺伝的多様性 ○藤田純太(京都府立福知山高校)・三澤 遼・濱津友紀(水産機構資源研)・儀武滉大・喜瀬浩輝・西島美由紀・井口 亮(産総研)・甲斐嘉晃(京都大)
P20 DNAマーカーを用いたアミメノコギリガザミの交尾様式の推定 ○伏屋玲子(水産機構・技術研)・團 重樹・坂本 崇(海洋大)
P21 山口県萩市見島の大谷川,見田川で採集された十脚甲殻類 ○荒木 晶・村井涼佑・河本 樹・中島嶺斗・日比野京平・河野伊吹(水産大学校)
15:30〜15:50 休憩
15:50〜18:20 日本甲殻類学会創立60周年記念シンポジウム
座長:朝倉 彰(日本甲殻類学会会長,京都大学)
15:50 挨拶 「日本甲殻類学会の近年の発展:特に国際活動とインターネットメディアを活用した情報拡散」 朝倉 彰(日本甲殻類学会会長,京都大学)
16:05 祝辞(オンライン) Dr. Benny KK Chan(President of The Crustacean Society)
16:15 国内外からの祝辞披露 朝倉 彰(日本甲殻類学会会長,京都大学)
16:25 基調講演 「十脚甲殻類の幼生研究小史」小西光一(水産資源研究所)
16:45 講演1 「雄と雌雄同体が共存する時:フジツボ類における雄性異体という性システム 」遊佐陽一(奈良女子大学)
17:00 講演2 「琉球列島における洞窟性甲殻類の現状」藤田喜久(沖縄県立芸術大学)
17:15〜17:25 休憩
17:25 講演3 「日本産サワガニ類の分類」成瀬 貫(琉球大学)
17:40 講演4 「ゼラチン質動物プランクトンと共生する浮遊性海産甲殻類」
若林香織(広島大学)
17:55 講演5(オンライン) 「ヤドカリのオス間闘争:武器形質の寄与と情報利用」石原千晶(北海道大学)
18:10〜18:20 シンポジウム閉会
10月2日(日)
9:30〜10:45 口頭発表 O9-O13
座長 太田悠造(鳥取県立山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館)
O9 ヨモギホンヤドカリにおける3個体のオス間闘争 史佳韵・○和田 哲(北大・院・水産)
O10 ハクセンシオマネキの放浪個体は,オスの巣穴に逃避する 〇逸見泰久・永田亘・森田正太郎(熊本大)
O11 端脚目ネクイムシ科Ceinina属2種の基質海藻利用 岨中夏美・松尾 歩・陶山佳久・◯青木優和(東北大院農)
O12 琉球列島の海岸に漂着した軽石におけるカルエボシの付着状況 ○藤田喜久 (沖縄県立芸術大学)・水山 克(産業技術総合研究所)
O13 沖縄島の海底洞窟から得られたショウジンガニ科の未記載属未記載種 ○藤田喜久(沖縄県立芸術大学)・成瀬 貫(琉球大学 熱帯生物圏研究センター)
10:45〜11:00 休憩
11:00〜12:15 口頭発表 O14-O18
座長 濱崎活幸(東京海洋大学)
O14 山口県歌野川におけるモクズガニの人工個体群の発生から消滅まで13年間の記録 ◯浜野龍夫(徳島大)・荒木 晶(水産大学校)・吉川貴志(海洋生物環境研究所)・中田和義(岡山大)・林 健一(水産大学校)
O15 環境DNAおよびDNA標識を用いたモクズガニ種苗の放流後の追跡調査 ○増成伸文(岡山水研)・竹本浩之(岡山県水産課)・草加耕司(岡山水研)・野口大毅(日本総合科学)・山中裕樹(龍谷大・先端理工)・高原輝彦(島根大・生物資源)
O16 造成された転石帯におけるモクズガニ科汽水性希少カニ類2種の繁殖 ◯土井 航(鹿児島大・水産)・藤井達哉(東海大・海洋)
O17 西表島より採集されたカルイシガニ亜科(短尾下目ヒシガニ科)の未記載種 ○成瀬 貫(琉大理工・琉大熱生研)・佐藤大義(琉大理工)
O18 北太平洋に生息するオオエンコウガニ類の遺伝的分化 柳本 卓(水産機構資源研)
12:15〜13:15 集合写真撮影後,昼休み
13:15〜14:30 総会・学会賞表彰式・発表賞表彰式
14:30〜15:15 口頭発表O19-O21
座長 荒木 晶(水産大学校)
O19 甲殻類筋肉トロポミオシンの比較生化学的研究 大石 正道(北里大・理)
O20 頭部側葉の突出した有明海産ヨコエビ類 2 種について(端脚目:カマカヨコエビ科、カマキリヨコエビ科) 〇有山啓之(大阪市立自然史博物館)・森 敬介(ひのくにベントス研究所)
O21 煮沸した殺菌海水を用いた深海性エビ類の卵育成について 日比野麻衣(ふくしま海洋科学館)
15:15〜15:25 閉会挨拶
日本甲殻類学会若手の会 第4回自由集会
「甲殻類学と書籍出版」
日時:2022年9月30日15:45~
開催様式:対面・オンラインのハイブリッド形式
会場:岡山大学津島キャンパス 環境理工棟104講義室
タイムスケジュール
15:45〜16:00
趣旨説明など 太田悠造
16:00〜16:25
「カニの歌を聴け」の苦労話を聴け.竹下文雄(北九州市立自然史歴史博物館)
16:25〜16:50
「ヨコエビガイドブック」の出版について.有山啓之(大阪市立自然史博物館)
16:50〜17:00 休憩
17:00〜17:25
生きものの書籍制作の裏側.今井 悠(文一総合出版)(オンライン発表)
17:25〜17:50
翻訳は誰のため?世のため人のため自分のため? 片平浩孝(麻布大学 生命・環境科学部)(オンライン発表)
17:50〜18:30 自由質問時間